2024~25年度国際ロータリー会長挨拶
国際ロータリー会長 ステファニー A. アーチック
ロータリーのマジック
ロータリーファミリーの皆さま、こんにちは。魅力あふれるチーム(the Irresistibles)である2024-25年度地区ガバナーの皆さまに向けてお話しでき光栄です。私が皆さまを「マイファミリー」(私の家族)と呼ぶとき、単に親切心からそうしているわけではありません。本当に、皆さまを家族同様に思っています。
今日は、ロータリーファミリーのとても大切なメンバーたちに特別なスポットライトを当てることから始めたいと思います。数週間後に私は、素晴らしいヘルスワーカーの女性たちとお会いするためにパキスタンを訪れます。
ポリオをあらゆる場所から根絶することは、パキスタン全土でこの難しい仕事を一つずつこなすことを意味します。それは、困難で、時には危険な仕事です。女性たちは、文字通り、山を登って人里離れた場所で子どもたちに予防接種をしますが、それは困難さの半分にも及びません。彼女たちは、誤情報や先入観と絶えず闘わなければなりません。
パキスタンで、そして世界でポリオが根絶されたら、その大部分はこれらの女性たちのおかげです。
皆さまの多くはこれらのワーカーと決して会うことはないでしょう。でも、皆さまが彼女たちをサポートし、その貢献を大切にしていることを、パキスタンに行ったら彼女たちに知ってもらいたいと思います。現地で彼女たちとシェアできるよう、ぜひ総立ちの拍手を送ってください…。カメラの準備をしますので、ちょっとお待ちください。
大きな拍手に加えて、これらのヘルスワーカーとポリオ根絶活動を支援する最善の方法は、認識向上と資金調達です。クラブまたは地区のポリオプラス・ソサエティへの参加や設立は、今からでも遅くありません。私たちの寄付に対しては、ビル&メリンダ・ゲイツ財団が引き続き2倍額を上乗せしますが、年次募金目標である5,000万ドルを私たちが達成することが条件となります。
認識向上を促すには、地元の議員や政府のリーダーに連絡し、ポリオが現在も脅威であることを伝えて、ポリオ根絶への支援を呼びかけてください。ポリオは今も私たちの最優先事項であり、最大限のコミットメントが必要とされます。成すべき重要な仕事はまだ多くあります。
ありがたいことに、活動をしやすくし、クラブでの体験を魅力的なものとするために、ロータリーの行動計画があります。そこからロータリーのマジック(魔法)が始まります。分断された世界を癒すには、そのマジックが必要です。世界の武力紛争と避難民の数は、驚くほどのスピードで増加しています。ポジティブなインパクトをもたらしたければ、私たちがベストを尽くす必要があります。
これは、組織としての私たち自身について、いくつかの変更を加える必要性があるかもしれないことを意味します。変化に対して不安を感じるかもしれませんが、私たちが共に変化すればそれも和らぎます。
そのことを念頭に、クラブがよりよくなるために変化し、ロータリーの強さを維持できるよう、皆さま全員に行動計画の推進者となっていただくようお願いいたします。行動計画には継続の余地が十分にあります。この計画は、ロータリーの最善のアイデアを捨てるのではなく、それを土台として築いていくものです。
行動計画は、地区内のクラブでの体験をよりよくするのに役立つ手段であると考えてください。皆さまには影響力があることを忘れないでください。クラブを設立するのは地区ガバナーです。皆さまは、クラブのリーダーが創造的に考え、既存会員と将来の会員のために魅力的な体験を生み出せるよう後押しできます。これは、皆さんの地区でのやり方を変えることを意味するかもしれません。地区が過去50年間に同じ方法で物事を行ってきたのであれば、おそらくそれを見直す時が来ているでしょう。行動計画は、クラブの強みと弱み、改善点を特定する上で役立つものです。
地区内のクラブが活発に活動していない場合、または会員が減っている場合、地域社会にもっと合った新クラブを結成する時が来ているのかもしれません。クラブ会員が何を望んでいるのかを尋ね、地域社会のニーズとの橋渡しをしましょう。クラブや地区が長年変わっていないからといって、誰も変化を望んでいないわけではありません。地区ガバナーである皆さまには、向上する力をクラブ会員に与える素晴らしい機会があります。
地区内のクラブ会員と連絡を取り、クラブでの体験はどうか、クラブをよりよくするために何ができるかを尋ねてみてください。また、まだ入会していないけれどロータリー会員になるべき地元のリーダーと話すことを検討してください。その人たちはロータリーのことを知らないのかもしれません。あるいは、地元クラブの現在の構造がその人たちに適していない可能性もあります。
心からクラブへの帰属意識を持てずにいる会員がいることにも気づくかもしれません。だからこそ、多様性、公平さ、インクルージョン、そして帰属意識へのコミットメントを広げることが重要です。
奉仕の心と実行力のある人は誰でも、ロータリーに属しています。行動志向の次世代の人たちをオープンな心で迎えていただけることを願っています。たとえ、地元クラブの典型的な会員とは異なるタイプの人であっても。DEIを受け入れれば、共通の目的のために結束しやすくなります。ともに献身し、力を注ぐことで、ロータリーは最も効果的で時代に即した存在になることができます。
しかし、活動はそこで終るわけではありません。私たちがクラブについて人びとに伝えなければ、クラブが魅力的であると誰も知ることはありません。事実、この困難の時代に前向きなイメージを広げ、積極的平和を広げるには、ストーリーテラー(語り部)が必要とされます。
平和構築は私の最優先事項の一つであり、この国際協議会は地区ガバナーとなるための準備以上のものです。
ロータリーの平和構築プログラムとイニシアチブを支援するための行動喚起のときなのです。
そのようなプログラムの一つに、ロータリー平和フェローシップがあります。これは、平和と開発の専門家が紛争の終結と防止に取り組むのを支援するために、20年以上前に始まったロータリー財団のプログラムです。
私たちは、世界各地の名門大学にあるロータリー平和センターで学ぶためのフェローシップを提供します。これまでに1,800人以上の平和フェローがロータリー平和センターを卒業し、よりよい世界を築くために現在140カ国以上で活躍しています。
また、オットー&フラン・ウォルター財団(Otto and Fran Walter Foundation)からの1,550万ドルのご寄付のおかげで、トルコのイスタンブールにあるバーチェシェヒル大学に設置される平和センターで、もっと多くの地域の平和構築者を引き続き支援できます。
第一期生たちは2025年初旬にイスタンブールに到着します。これを記念し、ロータリー会員、ロータリー平和フェロー、積極的平和アクティベーターなどの人たちが、2025年2月に予定されているロータリー会長平和会議に集います。
この会議のテーマは、「分断された世界を癒す」です(もうすぐ発表する年次テーマではありません)。この会議は、ロータリーの平和活動に焦点を当て、ともに学ぶ機会となります。
平和会議についての詳細は、シンガポールで開催される国際大会で伝えられます。現地で皆さまにお会いするのが待ちきれません。
それまでの間、皆さまと地区の会員は、平和の推進のために多くのことを行うことができます。地域社会で平和への希望を広めたいという会員は、地元の公園や遊び場、人びとが集う場所にピースポールを設置できます。私が最も好きな平和構築の手段の一つに、「四つのテスト」があります。すべてのロータリー会員が、単に四つのテストを暗唱するのではなく、それを真に実践していれば、世界はよりよくなるでしょう。
ロータリー会員が平和構築活動を支援する方法はたくさんありますが、今日、覚えておいていただきたいことが一つあります。それは、平和を世界に広げるには、まず自分自身の中に平和を見出さなければならないということです。
思いやりある行動を取ることで、不安や落ち込んだ心を和らげ、既知のどのアプローチよりも社会的なつながりを効果的に促すことができます。私たちは、他者を助けることに喜びを見出しますが、バランスを取るという難題にも直面しています。自分たちを変えつつも、自分たちの真の姿に忠実であり続けなければなりません。
私のテーマの色としてオレンジとスカイブルーを選んだのは、このためです。オレンジは、秋の主な色として、季節の移り変わり、つまり、一つの段階の終わりと別の段階の始まりを表しています。実際、オレンジ色は変化を表す主な色です。
一方、青は、知識と知性、つまり信頼性と忠誠を連想させます。青は、オープンなコミュニケーションへの意欲を与えます。これらの色の組み合わせは、自分自身を変え、世界を変えながら共に前進したいという熱い思いを表しています。
ということで、前置きが長すぎました。2024-25年度のテーマを聞く準備はできていますか?
では、テーマをお教えしますが、その前にある逸話を簡単にご紹介します。
数年前、私はドミニカ共和国で浄水器の設置を手伝っていました。浄水器の片方から汚い水が入り、反対側から透明な水が出てくるのを、二人の少年が見ていました。その水の流れを最初に止めた時のことを、私は決して忘れません。少年の一人が私の袖をつかんで、「もう一度魔法を見せて」と言ったのです。
もちろん、その浄水器が魔法なのではありません。浄水器を輸送し、設置し、受益者の方々と協力してメンテナンスを行うために、私たちは懸命に活動しました。安全な水を簡単に入手できれば自分たちの人生が変わるということを、少年たちは知っていました。私が少しでもその力になれたと知ったことで、私の人生も変わったのです。
このため、私たちの年度のテーマは、「ロータリーのマジック」です。
誤解しないでください。私たちは魔法の杖を振って呪文を唱えるだけで会員を増やしたり、ポリオを根絶したり、世界に平和をもたらしたりするわけではありません。
それは皆さん次第です。プロジェクトを終えるたび、寄付するたび、新会員を迎えるたびに、皆さんはマジック(魔法)を生み出すのです。
皆さまの地域のクラブを突き動かすものが何であれ、「ロータリーのマジック」がそれを促進します。ロータリーファミリーに新会員を加えることで、「ロータリーのマジック」を広げることができます。女性と女児の力を解き放つことで、「ロータリのマジック」を解き放つことができます。世界に変化をもたらすための資金を募ることで、「ロータリーのマジック」を前進させることができます。
ロータリー会長、そして地区ガバナーとしての私たちの1年が終わるとき、このマジックが続いていくようにする準備ができている人が大勢いるかどうかは、私たち次第です。
私はロータリーファミリーを愛しています。この会場でその愛を感じることができます。だからこそ、皆さまには地区のすべてのクラブを魅力的にする力があると知っています。
この国際協議会は永遠に続くわけではありませんから、どんなに小さな瞬間も最大限に活用してください。束の間のつながりが生涯の友情につながるかもしれません。学んだシンプルなことが、皆さまのロータリー人生を変えるかもしれません。そのような機会を見逃さないでください。
家に帰ったら、「ロータリーのマジック」を使って世界を変えていきましょう。
RI第2820地区ガバナー挨拶
国際ロータリー第2820地区 ガバナー 大髙 司郎(高萩RC)
【地区スローガン】
BE THE INSPIRATION
「“元気な一歩、共に成長するクラブの力”」
ロータリアンの皆さま、ローターアクターの皆さま、2024-25年度、第2820地区ガバナーを務めさせていただきます、高萩RCの大髙司郎です。当地区は1992年に第2550地区(茨城・栃木)を分割して誕生以来、今年度33年目を迎えます。伝統と格式を大切にしながら、各奉仕部門での素晴らしい活動によって築かれた実績を誇る第2820地区のガバナーを拝命することは、光栄でありながらも責任の重さを感じます。パストガバナーや諸先輩の皆さまが築いてきた当地区の伝統を守りつつ、より一層充実した地区として発展できるよう努力して参りますので、よろしくお願い申し上げます。
いよいよ新年度が始まり、私たちは大きな夢と目標に向かって進んでいきます。ロータリーは地域社会に奉仕し、国際的な友情を育む場です。活動は一人ひとりの力が集まって実現するものであり、新年度は新たなチャレンジと成長の機会です。元気なクラブづくりを目指し、より良い社会を築くために努力します。新しい年度には「世界ポリオデー2820 ポリオ根絶に向けて 茨城がひとつに」プロジェクトが待ち受けており、創意工夫と革新的なアプローチで地域の課題に取り組みます。国際的な連携を強化し、世界中の人々に希望と支援を届ける努力を続けます。今年度も柔軟に地域の変化に対応し、積極的に社会に貢献していきます。そして、2024-25年度は地区内全55クラブが5年連続クラブ優秀賞(ロータリー賞)受賞を目指し、ローターアクトクラブはクラブ優秀賞の初受賞にチャレンジします。 皆さまの力と情熱があれば、私たちはどんな困難にも立ち向かうことができます。一緒に、素晴らしい年度を作り上げましょう。
さて、2024年国際会議は世界中のガバナーエレクト、パートナー、シニアリーダーが一堂(1000人規模)に会して、1月7日から11日まで米国フロリダ州オーランドで開催されました。1月8日の本会議において、ステファニーA.アーチックRI会長エレクトのテーマ「ロータリーのマジック」が高らかに発表されました。アーチック会長は、テーマのいきさつについてMcMurrayロータリークラブの一員としてドミニカ共和国での浄水器設置活動に参加し、その経験からロータリーのマジックを目の当たりにした少年たちが浄水器の設置に驚き、安全な水の変化を「魔法(マジック)」として捉えていたエピソードを説明しました。ロータリーが人々の生活を変える力を認識したとし、クラブでの体験を魅力的なものとし、ロータリーの人道的な活動を拡大するよう呼びかけました。また、会長イニシアティブとしての最優先課題を「会員増強を図る行動計画の推進」(3-Year Targetsの導入)、「積極的な平和を通じて分断された世界を癒やす」(4つのテスト・ピースポールプロジェクト)、「継続性」(前任者や後任者と協力する・クラブが取り組んできたことや、クラブに根付いてきたことに目を向ける)としました。
それらに鑑みて、私は2024-25年度の地区スローガンを BE THE INSPIRATION 「“元気な一歩、共に成長するクラブの力” 」としました。ロータリーの行動計画、「四つの優先事項」(より大きなインパクトをもたらす・参加者の基盤を広げる・参加者の積極的なかかわりを促す・適応力を高める)を前進させることを目標にしました。これからの一年間、私たちは共に成長し、地域社会にインスピレーションを与える活動を展開していきます。さらに、地区は「3-Year Targets」を導入し、単年度から、複数年(継続性)へと移行します。これら、RI会長テーマや地区スローガンについては、今後の研究会やガバナー公式訪問の機会に改めて紹介させていただきます。
最後に、地区内のクラブやメンバーの皆さまに心より感謝申し上げます。私たちの活動は皆さまのご協力と支援に支えられています。ロータリーのマジックで行動計画を前進させましょう。共に元気な一歩を、共に成長するクラブを目指し、一層のご協力をお願いいたします。
【地区数値目標】
- 会員数 (ロータリアン・ローターアクター) ~ 会員基盤の向上 ~
地区 2,000名
・ロータリークラブ 純増 2名
・ローターアクトクラブ 純増 1名 - ロータリー財団寄付 ~ 世界でよいことをしよう ~
1.年次基金寄付 150ドル/人
2.ポリオ・プラス基金 30ドル/人
3.恒久基金(ベネファクター) クラブ一人以上
4.ポリオ・プラス・ソサエティ(PPS)会員 クラブ一人以上
5.ポール・ハリス・ソサエティ(PHS)会員 地区100人以上維持 - 米山記念奨学会 ~ 米山奨学生・学友の育成、支援のために ~
会員一人当たり25,000円 (普通寄付5,000円、特別寄付20,000円) - My ROTARY会員登録 75% ~ 活動に欠かせない情報源 ~
【地区行動目標】
- DEI(Diversity 多様性 Equity 公平性 Inclusion インクルージョン)の促進
(1)多様性:全てに門戸を開放する
(2)公平性:誰もが公平で大切にされる
(3)インクルージョン:多様性を受け入れ、互いに認め合い、皆が活躍できる
このような環境であるかを常に認識し、DEIを推進してください。 - 平和の推進者になる
ロータリー平和センターの支援。平和構築手段の一つ「四つのテスト」を実践する。 - クラブ優秀賞(ロータリー賞)へのチャレンジ
クラブ優秀賞は、その年のクラブの優れた業績や功績を表彰します。目標には会員増強・維持、持続可能なプロジェクトの立案、財団の寄付、地域社会での奉仕活動や公共イメージ向上等が含まれています。分区の推進者はガバナー補佐、地区は目標達成を支援します。
目標:全ロータリークラブ、ローターアクトクラブの受賞。 - 会員維持率の向上と増強
クラブにDEIを取り入れ強化し会員維持力を高めましょう。会員増強は最大の課題、「仲間を増やし共に成長しよう」。待っていても、入会希望者は現れません。全会員が協力し、クラブを活性化しましょう。7月から10月までの4か月間を会員増強強化期間とし、11月の地区大会で表彰いたします。 - ポリオ根絶のためのプロジェクト
ポリオ根絶はロータリーの最優先事項です。ポリオ根絶99.9%、残り0.1%の実現まであと一歩。当年度はエンドポリオに重点を置き、ここに精力を集中させたいと考えます。2024年世界ポリオデーに共に行動しましょう。青少年奉仕委員会を中心にエンドポリオをテーマとする「奉仕プロジェクト」を企画します。全クラブの参加をお願いします。 - 公共イメージの向上
公共イメージ委員会とIT委員会を統合、「公共イメージ・ICT(情報通信技術:Information and Communication Technology)推進委員会」とします。積極的に活動しロータリーの認知度向上に努めましょう。ロータリー活動に貢献できるようなデジタル化を推進します。正しいロータリーロゴの使用。 - 青少年育成事業の推進
未来を担うリーダーの育成につとめましょう。インターアクト、青少年奉仕、RYLA、青少年交換への支援および協力を強化しましょう。 - ローターアクトクラブの活性化
今年度から青少年奉仕委員会から独立、ガバナー直轄委員会とします。クラブの活性化を図ります。将来のヤングロータリアンとしてのローターアクトとの交流を深めましょう。クラブ財団寄付目標を100ドル(寄付分類は問わない)とします。RAC合同ガバナー公式訪問を実施します。 - 地区研修委員会が地区ラーニング委員会に
研修モデルからラーニングモデルの変更について、地区研修リーダは地区ラーニングファシリテーターに、クラブ研修リーダーはクラブ・ラーニングファシリテーターとなります。会員自らが積極 的にラーニング(学び)を関与しましょう。クラブにラーニングファシリテーターの任命を奨励します。 - My ROTARY(マイロータリー)の登録推進
各種手続きや記録の確認がオンライン上で行えるのみならず、様々なロータリー情報に触れ、研修の機会も得ることができ、活動に欠かせない情報源です。ラーニングセンターには基本的な情報を学べる豊富なコースや学習プランが含まれています。My ROTARYを活用しましょう。 - RLIへの積極的参加
RLI (Rotary Leadership Institute)は、ロータリーにおける最大の草の根の指導力育成プログラムです。一人でも多くのメンバーがロータリー活動に理解を深め、活力あるクラブ創生に力を出せるよう参加推進をお願いします。特に会長は率先して参加してください。 - メークアップの奨励
クラブ間交流を深め、情報交換をし、他クラブの雰囲気を体験し、他クラブにおける見習う点を自クラブに取り入れましょう。他クラブの活動を垣間見ることも必要、名刺交換から交流が始まります。まずは近隣クラブのメークアップから始め、クラブでの体験を魅力的なものにしましょう。 - ロータリー希望の風奨学金への支援を継続
東日本大震災により災害遺児となった青少年への教育支援の輪を広げましょう。大久保年度を引継ぎ、公式訪問に例会で一人1000円の寄付を任意でお願いいたします。 - 国際大会(カルガリー)へ参加しましょう
ロータリー最大のイベントで、世界中から集うロータリアンと友情と親睦を深め一生の思い出を つくりましょう。カルガリー(カナダ)国際大会は2025年6月21日(土)~25日に開かれます。皆さまの参加をお待ちしています。
水戸さくらロータリークラブ会長挨拶
会長 小林 一裕
2024-2025年度の会長を仰せつかりました小林一裕です。
長い間、私たちは多くの制約や困難に直面してきましたが、ようやくコロナ禍からの回復を迎え、日常が少しずつ戻りつつあります。しかしながら厳しい状況の世界情勢や、いまだ復興の最中の能登半島、そして円安と、なかなか明るくなれない昨今であります。
そんな中、ロータリーの奉仕の精神を以って、今期の水戸さくらロータリークラブで、地域社会の復興と成長を支援するための活動に力を注いでくださる26名の会員の皆さまと今期の活動をスタートさせる事が出来ます。このご縁に感謝し、共に未来を見据えて信頼と親睦を深める一年にしたいと新たな気持ちでおります。
まずはご承知のとおり、前年度から慌ただしく厳しいクラブ運営が続いております。急なお願いにも関わらず本年度の委員長、役員・幹事をお引受けくださった皆様方には心中より感謝申し上げます。またチャーターメンバーでもある大澤さんに幹事をお引受けいただきました。これまでの水戸さくらロータリークラブの30年間の活動を見直し、改めるべきところは改め、ご助言を頂きながら、会員の皆さま方がそれぞれの委員会活動を通してより一層のご活躍を頂けるように尽力して参ります。
ところで、今年度のRIテーマは「ロータリーのマジック」です。
奉仕の精神を通して、また研鑽の機会に、会員ひとりひとりが成長し親睦を深め、地域を突き動かす力になるようにという願いです。
水戸さくらロータリークラブに於いても、今期の3つの目標を掲げたいと思います。
1.ポリオ撲滅への献金活動
私たちロータリークラブが長年にわたり取り組んできたポリオ撲滅運動を引き続き支援してまいります。ポリオは未だ完全には撲滅されておらず、私たちの継続的な支援が必要です。皆さまのご協力をお願い申し上げます。
2.メンバーそれぞれが活躍するクラブに
メンバー一人ひとりが大切な存在です。クラブ内のコミュニケーションを活発にし、メンバーの声に耳を傾け、共に成長していく環境を作りたいと思います。皆さまの意見やアイデアを大切にし、クラブ全体での連携を強化してまいります。
3.親睦を深める活動
今年は委員会活動を通じて、楽しく有意義な交流の場を提供し、メンバー間の絆を強化していきたいと考えています。お互いの仕事や地域活動、また担っている社会的責任、趣味や取組んでいる事柄等々、どんな些細な事でも知ることで、よりロータリアンとしての活動が生きてくると信じています。
どうぞこれまで以上に、ご自身のアイデアや活動を積極的に発言されてください。私たち一人ひとりの努力と協力が、クラブの成功に繋がります。皆さまの積極的な参加とご支援を心よりお願い申し上げます。私も全力で、この一年の活動が実りあるものになるよう邁進して参ります。
一年間どうぞよろしくお願いいたします。